答えのない世界

主にコピペスレなどで見かけられる『答えが提示されていない』コピペ。作り手の意図する所が発表されなければ、やはり答えは分からないものです。ミスリードを誘いながらも答えに辿り着くことが出来るものはともかく、高度に討論が飛躍しやすいものなどは分かりづらい。ミスリード系は多少思わせぶりな語りをしながら、オチは一つの言葉に集約されるもの(父の相手をしていた〜や、夫だけではなく中学生になった息子も相手に〜と語りながら、最後に息子のセリフが出る(出ない場合もあり、思わせぶりで終わる場合も))。全く落ちが分からず、読み手の人たちが議論を続けてはいるが、答えは出ないもの(答えが存在しないもの)等色々あります。

また、類似としては怖く感じるコピペや不思議なコピペに分類される不条理なもの。『冷蔵庫に生首』も怖い話なんだか、笑い話なんだか分からなくなります。冷蔵庫に生首があると言うコピペ内での『状況』は怖いですが、それを気のせいだと自分に言い聞かせて、何度も冷蔵庫を開け閉めする語り手は滑稽なものです。また答えが提示されていないコピペとは関係ありませんが、怖い話と見せかけて面白いことになってしまうコピペもあります。壁の中にばあさんを埋める話なんかがそうですね。スゲェ笑った。

あんそくでコピペ系のスレを見ていたときも、笑いました。まさかの不意討ち。

不思議なコピペは、コピーアンドペーストの最中に人によって肉付け、あるいは文章が一部削除されてしまい、原文の語るべきところが不明瞭になってしまう場合もあります。前述の父や夫、息子の相手をしていた〜を最初に見た時は最後の言葉は 息子はけっこう強いです なのですが、別の所で見た時はこのような一文で締めくくられていました。

息子もとても上手になり、あの瞬間にはいつも嬉しそうに声を上げます。 「王手!」と

つまり、将棋の話だったと言うオチになります。他にも足の不自由な子にプレゼントをして笑うサンタの話なども(自分が最初に見たのは足の不自由なトムが泣き出してしまって終わるパターン。次に見たのがサンタが笑いながら消えた後、トムが車椅子から駆け出すという描写のあるものだったというように)。
コピペは特にそういうことが多く肉付けや軽量の結果かどうかは分かりませんが、そのコピペが示すところについて色々議論が行なわれます。有名なコピペの一つ「数が多いわけ」では結局、答えが明かされず、議論では原爆説や妊娠説、てるてる坊主説に白骨標本説など色々と出てくるわけです。実はナポリタン系(有名なコピペの一つ「恐怖のナポリタン」に由来する。大きく分けると、思わせぶりだが答えは存在しないと言う説と外国のジョークでナポリタンには汚いと言うスラングがあると言うような説に二分され、答えは存在しないと言う説が主流であるようなのでこう呼ばれる模様)と呼ばれるような思わせぶりだが、実は答えがないコピペなのかもしれません。
それでもやっぱり、見かけると答えを知りたくなってしまいますね。

尚、コピペの名前は正式名称というわけではないので

余談:コピペとは違いますが、「ウミガメのカップスープ」のまとめサイトを見ていると想像力を使った謎かけは楽しめると思います。2chオカルト版にあったスレのためか結構、怖い話的なものも混じるので、万人受けするものではありませんし、まとめサイトなので"答えがある"もの。(スレで答えが出ず、進行した為、まとめサイトにも答えがない問題もある)